株式会社ベネッセコーポレーション様|採光ブラインド「アカリナ」|自然光を活用して節電&快適|株式会社あかりカンパニー

お客様インタビューINTERVIEW

株式会社ベネッセコーポレーション様

「折れない、熱くならないアカリナは、環境への負荷軽減に繋がる」

株式会社ベネッセコーポレーション様(以下、ベネッセコーポレーション)に、弊社の採光ブラインド アカリナ コントラクト※(以下、アカリナC)をご採用いただきました。

総務部 総務課 柏田藤子(かしわだとうこ)様に、採用に至った経緯や実際に使用した感想などを、営業担当の新家(にいのみ)がお伺いしました。

まず、ベネッセコーポレーション様についてご紹介いたします。

■ 会社紹介 ■

ベネッセコーポレーションは、一人ひとりの可能性を広げる、あたたかい「学び」を創造している会社です。

幼児向け「こどもちゃれんじ」や、小学生向け「進研ゼミ」をはじめ、デジタル教材や英語学習サービスなど、時代に合わせて進化するサービスを提供しています。
また、「Udemy」を通じた社会人のリスキリングなど、誰もが一生学び続けられる環境づくりにも貢献。
事業の枠を超えて、未来を担うすべての人々の成長を応援しています。

■ 所在地 ■

本社:〒700-8686 岡山県岡山市北区南方 3−7−17
東京本部:〒206-8686 東京都多摩市落合1-34

Q: 省エネ・CO2削減・環境配慮への取り組みがあればお聞かせください。

柏田様:ハード面、ソフト面でさまざまな取り組みをしています。例えば、2019年にすべてのトイレをリニューアルして、節水型トイレに入れ替えました。
先程お乗りになったエレベーターについても、2021年から3年かけて全8台をリニューアルしました。更新後は学習機能が向上し効率的に動作するため省エネになります。

また、2022年に排水管の更新・整備工事をしました。この際には、古くなった管を捨てることなくリニューアルできるよう管の内部にエポキシ樹脂を高圧で塗布する、環境に優しい工法も採用しました。他にも設備の更新時にはなるべく環境に配慮したり、省エネになるように検討、実行しています。

そして、ブラインドはアカリナを(笑)このビルの大部分をアカリナにしました。

ソフト面でも例えば空調機の運転時間や換気とエアコンのバランスを細かく調整することで、空調負荷が1割程下がりました。

Q: 働き方改革への取り組みをお聞かせください。

柏田様:弊社はコロナよりも前から在宅勤務制度が導入されていましたが、利用するためには厳しいルールがありました。具体的には、在宅勤務は月に4回までで、申請をして上司の許可を得ること。さらに、研修を受けて一人で業務に専念できる環境が整っていることが条件でした。そのため、実際に在宅勤務制度を利用する社員は少数にとどまっていました。
しかし、コロナを境に在宅勤務が必須となり、制度も見直されて、多くの人が使いやすくなりました。

また、震災時のBCP対策として弊社のIT部門が館内のどこでも無線LANで仕事ができるように環境を整えてくれていました。

このため、打ち合わせの際には、以前はみんな資料を紙に出力して持って集まっていましたが、パソコンを持ち歩けるようになり紙の出力量が激減しました。環境配慮にも繋がっていますね。

座席についても、コロナ禍に固定席からフリーアドレスにしたため荷物をロッカーにしまうようになりました。ロッカーはしまえる量やサイズが限られるので、各々荷物の整理が進み、紙の使用もより減少していくのではないかと思われます。さらに、ウェブ会議を活用した打ち合わせの文化も浸透しているので、それも紙離れの後押しになっていると思います。

また、ウェブではなく実際に対面する良さもあります。このスペースの目的は、チームで活動する時に相手の表情や反応を直接確認しながら話をできる環境を提供することにあります。あるメンバーの発言が他のメンバーに影響を与え、「なるほど、そういうことか」といった新たな理解や共感が生まれることによって、チーム全体の力が向上することも期待しています。
柔軟な働き方と活発なコミュニケーションの両立を目指し、働き方改革を推進しています。

新家:ソファ席やテーブル席があって、天井が高く広々としているのでとても快適な空間ですよね。大きなテーブルもありますし。羨ましいです。

Q: ベネッセさんは女性社員が多いイメージですが、女性が働きやすい制度や環境などがあればお聞かせください。

柏田様:女性が働きやすい環境づくりという面では、以前から産休後に安心して戻ってこられる制度があります。
また、社員全体の話ですが7時間勤務で、時間単位の休暇が取れるようにもなりました。例えば子供の送り迎えの時間に1時間だけ抜けたりできるのは良いですね。あと、在宅と出社の組み合わせをうまく使い分けることができます。介護している人には介護休業もありますし、様々な事情を抱えた全ての人が働きやすい環境や制度を整えようと努力しています。

Q: アカリナCと出会ったきっかけをお聞かせください。

柏田様:ビッグサイトで開催された2019年の働き方改革EXPOです。新家さんとの出会いでもありますね。

新家:この時の事はよく覚えています。弊社のブースが大反響で、ずっとお客様が順番待ちだったんですよ。そこに柏田さんも並んでくださって、製品の説明をすると「こんなブラインドを待っていたの」と言われました。とても話しやすい方だなと思いながらお話したことを覚えています。話が順調に進み、すぐにハイブリッドをテスト導入してくださいました。まず19階でしたよね?

柏田様:そうです。19階の席では、暑い・寒いなど様々な意見がありましたので、ハイブリッドをテスト導入しました。でも日当たりの良い南面だったので「明るすぎる」「眩しい」という意見が出て、執務室はテスト導入したハイブリッドではなく全てリフレクトを選びました。そして7階から18階、20階等、メインの執務フロアは全てリフレクトです。

新家:そうでしたね。で、ここはフリースペースですので、解放感を重視してミルキー50をご採用いただきました。明るいですがちゃんと遮熱もします。ミルキー70は、約70パーセント光を採り込むタイプでかなり明るくなるので、人によっては眩しく感じてしまうのです。そういった意味では、ミルキー50の明るさはバランスが良いのでお薦めさせていただきました。

柏田様:遮熱をするのも良いのですが、金属のブラインドって本当にすぐ汚れます。それと上げ下げする時の音がうるさい。それに折れるんです。でもアカリナは折れないですよね。

あと汚れが付きにくいって言われましたが、本当にキレイなままです。メンテナンスがほとんど要らないっていうのが一番良いです。普通のブラインドは定期的なメンテナンスが必要で、交換頻度が高く、そのたびに費用がかかります。コードも切れやすく、従業員から連絡がくるたびに「あ、またか」と思っていました。

新家:コードが切れやすくなるのはスラット(はね)と擦れて毛羽立つからです。アカリナは降ろした状態でも明るいので、基本的に上げ下げの必要がないんですよ。普段はスラットの角度を調整するだけ。それに、樹脂製なのでコードの方が硬いんです。だから切れにくいという特長もあります。軽いので建物への負荷も軽減されますし。

それにしても、5月にお会いしてから8月には導入が決まり、本当に早かったですよね。その翌年はほぼ毎週ここに来て施工立ち会いと実測をしていました。近所のホテルに泊まって。

柏田様:一度の週末で、どのくらいのブラインドを交換できるものなんですか?

新家:当時は2フロアです。例えば土曜日に17階、日曜日に18階とか。職人さんを多く手配できる時は2日で4フロアやっていました。

Q: アカリナC導入前の課題、採用するに至った決め手は何だったのでしょうか。

柏田様:先ほどお話ししましたが、折れないというのは大きかったです。
それと、19階は南面の窓に背中を向けて座っている人が何人かいて、「背中が熱い」という声が挙がっていました。

一方で、北面に座っている人からは「寒い」という声が挙がっており、これも問題になっていました。そこにアカリナを試験導入したところ「これは良い」という意見が出て採用が決まりました。

Q: アカリナC導入前と導入後で何か変わったことがあれば教えてください。

柏田様:アカリナ導入効果単独での具体的な数値は明確に出ていませんが、全体的に電気使用量が減少しているのは明らかです。特に夏場の空調負荷による電気使用量はかなり減少しています。夏場は空調だけで電気代の半分くらいを使うので、アカリナの効果は大きいと思います。コロナの影響で以前との比較が難しい時期でしたが、夏場にアカリナを触っても熱くないので、体感としても窓際の温度が下がっていると感じます。

ブラインドが変わったことに気付いた人からは「明るくて良い」と言われます。ブラインドを閉じたままでもフロア全体が明るくて良い雰囲気になりました。

普段はスラットを閉じたまま使うのですが、外から室内が見えないだけでなく中から外も見えないため、近隣に住んでいる方への配慮にもなります。

「折れた」「壊れた」「汚れた」という問題が起こらないので、きれいな環境を維持できるのも良いです。そういえば施工以来、まだどこも交換していません。どこにも不具合がないので。以前のアルミブラインドでは必ずどこかが壊れて交換という作業があったのですが、アカリナに替えてからは一切ありません。もう3〜4年経っているのに。そういう意味でも省エネ、環境配慮になっていますね。

新家:交換するということは製造して廃棄もするので、それに伴うCO2も発生します。それが無いのは環境への負荷軽減ですね。

Q: 今後の環境への取り組みについて何かございましたらお聞かせください。

柏田様:未来の世代へ豊かな社会を引きつぐため、環境負荷低減と持続可能な社会の実現に貢献していきたいと考えています。
ベネッセグループの環境方針から引用した文章ですが、商品・サービスはもとより、営業ツールにいたるまで、安全で環境負荷の少ないものを提供するため、DX化を推進し、省資源化などのGHG(温室効果ガス)排出量削減を行う気候変動対策、生物多様性の回復を目的としたリサイクルなど資源循環の推進、有害物質の不使用、資源利用の効率化や水資源の保全と水利用の効率化による環境配慮設計を推進していきます。
2050年カーボンニュートラルおよびネイチャーポジティブを達成する社会の実現を目指し、当社グループの事業特性を活かした環境教育の推進や人財育成に積極的に取り組みます。

新家:本日はお忙しい中、長時間にわたりインタビューにご協力いただき、ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

あとがき

アカリナCを通じて、環境への取り組みと快適な空間づくりのお手伝いができたことを大変嬉しく思っております。
ベネッセコーポレーション様とは本社が同じ岡山市にあるご縁で、本社関係者の方々が弊社岡山ショールームに見学にお越しくださいました。岡山本社様でも西日対策としてアカリナCをご採用いただいております。今後とも末長くお付き合いできますよう、しっかりとサポートしてまいります。

あかりカンパニー 新家

※採光ブラインド アカリナは、製品の仕様・保証内容やサービスの違いで法人用と個人用がございます。法人用のアカリナは、AKARINA contract(アカリナ コントラクト)です。