お客様インタビューINTERVIEW
株式会社梅田センタービル様
常に先端の技術とサービスを取り入れるインテリジェントビル
株式会社梅田センタービル様(以下、UCB)に、弊社の採光ブラインド アカリナ コントラクト(以下、アカリナC)を採用していただきました。
採用に至る経緯や実際に使用した感想などを、代表取締役 隅和弘(すみ かずひろ)様にお伺いしました。
まずUCB様についてご紹介いたします。
■ 建物について ■
「楽しみ、学び、憩いの集う街」
大阪の中心部で四季を感じる都会のオアシス、梅田センタービル。
緑地スペースをのぞむ開放感あるアトリウムを玄関口に、
オフィスフロア・ショップ・貸会議室を備えた
竣工当時、日本のインテリジェントビルの先駆けとなった建物です。
■ 建物概要 ■
ビル名:梅田センタービル
竣工:1987年3月
用途:事務所・ショールーム・店舗・貸会議室・イベントホール
階数:地下2階・地上32階・塔屋1階
延床面積:80,231.13㎡
基準階面積:2,109.87㎡
所有者:株式会社竹中工務店 第一生命保険株式会社 阪急阪神不動産株式会社
設計・施工:株式会社竹中工務店
Q:地元の人から、UCBは中崎地区(梅田の東に隣接する地域)のランドマークとして、子供の頃から見て育った親しみのあるビルだと伺いました。このビルの特徴を教えてください。
隅様:このビルは竣工当時、全国初のインテリジェントビルとして、当時の最先端技術をふんだんに盛り込んで誕生しました。例えば空調は日本初の個別分散空調方式を採用しましたが、これはメンテナンスが容易なため管理する側にもメリットがあります。
そして敷地が広く、緑やオープンスペースが非常に多いのが特徴です。一般的なオフィスビルの緑化率は5〜10%ですが、このビルは24%もあります。これが地域の方々に親しまれた理由ではないでしょうか。人々が集い交流していただくことで建物の価値は高まりますし、容積率を増やせるというメリットもあります。
安全面では緊急地震速報システムを導入しています。これは気象庁と連携したもので、強い揺れが予想される場合ビル内に緊急地震速報がアナウンスされ、エレベーターの運転を安全に制御します。
環境面では雨水を利用した中水設備があり、主にトイレ排水に利用しています。
照明をLEDにリニューアルした際、DALI照明制御システムというものを取り入れました。これはセンサーを利用して双方向・1台単位で照明をコントロールできるシステムで、効率的に調光・消灯することで電力使用量を減らします。
今後も常に先端の技術やサービスを取り入れて、安全で快適なビルにしていきます。
Q:アカリナCを採用するに至った経緯をお聞かせください。
隅様:大型テナントの退去に伴い、更に魅力的なインテリジェントビルにするための設備投資を検討していました。ちょうどその頃、アカリナが紹介されている新聞記事を見つけて、興味があったので問い合わせて直ぐにアカリナのサンプルを設置しましたが、貴社の対応が早かったため信頼に繋がりました。その後アカリナの効果について独自に試験を実施したところ、良い結果が出たため採用に傾きました。
高層ビル=眺望が良いから外を見せたい。そうであればブラインドは開けたままで良いのでは?と思われますが、現実はとにかく暑い。方角によっては一日中ブラインドを閉めっぱなしになります。毎日いると良い眺望も慣れますから「景色なんかどうでもいいから暑くないのがいい」と言われます(笑)
省エネで自然光を最大限活かす、光を入れながら日射熱を抑えるというアカリナの特長が採用の決め手になりました。
Q:アカリナCをを導入後の反応をお聞かせください。
隅様:まず室内が暑くて困っていた入居テナント様1社に導入していただきました。このテナント様はさまざまな暑さ対策を試されましたが、効果が得られずお困りでした。そこで(アカリナ)リフレクトを導入したところ、翌日に効果を体感されました。これで他のフロアへの採用も決めました。
Q:アカリナCに木目プリントを施した特注品を製作させていただきましたが、それを使用したコワーキングスペース、リフレッシュスペースについてお聞かせください。
隅様:コワーキングスペース、リフレッシュスペースは入居テナント様のための共用スペースですが、UCBでは1フロアの約半分を使い、休憩・打ち合わせ・ランチ・和室コーナなど、さまざまなニーズにお応えできる広々としたスペースをご用意しています。一般的なインテリジェントビルではまず考えられない広さだと思います。これは、入居テナント様を大切にすることが重要だと考えるからです。ここではモバイルバッテリーの貸し出しも行っています。
経費はかかりましたが、入居テナント様にご満足いただき、入居をご検討される企業様には決め手になっています。
このスペースはリラックスできる雰囲気にしたかったので、インテリアに合わせた木目をプリントしたアカリナを製作してもらいましたが、ご利用者様に大好評です。ビルオーナー、リーシングなど既に30社ほど見学に来られています。
あとがき
UCBの運用に関わる人達がこのビルを大切に想い、守り育てている印象を強く受けました。
入居テナント様に満足していただくために、竣工当時の先人から受け継がれた「常に新しい技術やサービスにアンテナを張り、実際に試し、良いものは積極的に取り入れる」という姿勢。先行投資は将来回収できるという考え方を学ばせていただきました。
立ち話中「アカリナは、はねの表面温度が全然違う」とおっしゃったことに、私たちは少し誇らしい気持ちになりました。
隅様にはお忙しい中、弊社のインタビューにご協力をいただきまして、心より感謝いたします。今後も随時アカリナに入れ替えさせていただきますが、引き続き安全管理に努めて納品させていただきます。
インタビュアー:あかりカンパニー 南田・勝野